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Android端末の人気シリーズ
2018年5月15日、ASUSから新型Android端末「Zenfone 5」シリーズの日本国内販売が発表されました。
今回、日本国内で販売されるZenfone 5は3機種で、Zenfone 5Zがハイエンドモデル、Zenfone 5が主力のミドルレンジ、価格を抑えたZenfone 5Qといった位置付けです。
発売日はZenfone 5、Zenfone 5Qが5月18日、Zenfone 5Zは6月下旬になります。
Zenfone 5でどういった点が変更したのか、前機種にあたるZenfone 4と比較して、違いなどをまとめます。
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Zenfone 5とZenfone 4の主要スペック比較
今回発売されるZenfone 5の変更点を、前機種のZenfone 4のスペックと比較してまとめます。
Zenfone 5(ZE620KL) | Zenfone 4(ZE554KL) | |
初期OS | Android 8.0 | Android 7.1.1 |
CPU | Snapdragon636 | Snapdragon660 |
メモリ(RAM) | 6GB | 6GB |
保存容量(ROM) | 64GB | 64GB |
外部保存 | microSD
microSDHC microSDXC (最大2TB) |
microSD
microSDHC microSDXC (最大2TB) |
ディスプレイ | 6.2型 | 5.5型 |
解像度 | 2,246×1,080ドット
(フルHD+) |
1,920×1,080ドット
(フルHD) |
バッテリー容量 | 3,300mAh | 3,300mAh |
カメラ |
アウトカメラ
1,200万画素 (メインカメラ) 800万画素 (2ndカメラ) インカメラ 800万画素カメラ内蔵 |
アウトカメラ
1,200万画素 (メインカメラ) 800万画素 (2ndカメラ) インカメラ 800万画素カメラ内蔵 |
サイズ | 約153mm×約75.6mm×約7.7mm | 約155.4mm×約75.2mm×約7.5mm |
重さ | 165g | 165g |
Zenfone 5での変更点
まずZenfone 4とZenfone 5の違いで一番目に付くのはディスプレイの大画面化。
iPhone X発売以降、各社端末に多く用いられているノッチデザインをZenfone 5でも採用し、本体サイズはZenfone 4とほぼ同じながら大画面化。
画面サイズと解像度が大きくなることは、作業効率や操作性の向上に繋がるのでこのあたりは順当に進化しています。
CPUはSnapdargon660からSnapdargon636になっており、若干ですが性能ダウン。
ただしZenfone 5にはASUS独自の「AI Boost」機能を搭載しており(いわゆるクロックアップ)、これを利用することでZenfone 4と同等以上の処理速度を実現しています。
カメラ性能の向上
上記の表に現れていない部分の変化として、メインカメラのイメージセンサー部品が変更されています。
Zenfone 4でメインカメラに採用されていたイメージセンサーがSony IMX362、Zenfone 5はIMX363と一世代新しいものを採用。
イメージセンサーは画質に直結する部品なので、カメラの性能向上が期待できます。
優れたコストパフォーマンスとバランス
今回のZenfone 5でZenfone 4から進化した点はノッチデザインの採用で、本体サイズ、重量を変えることなく大画面化し使い勝手を向上。
イメージセンサーを新しいものに変更してカメラの性能向上した正当進化モデルといったところです。
スペック的にはCPU性能が若干ながら低下していますが、ソフトウェアの最適化で対応。
発売開始時の価格もZenfone 4のときより約4000円ほど安くなっており、高いコストパフォーマンスを実現しています。
ただZenfone 4も十分なスペックを有しており、2018年5月11日に価格改定が行われ7,000円の値下げを実施。
2つを比較してどちらかを選ぶ基準としては、ノッチデザインの大画面化、カメラ性能の向上と価格バランスといったところになります。
ただどちらの機種も、コストパフォーマンスの高いミドルレンジのAndroid端末としてお勧めできる機種です。
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