将棋のタイトルホルダー
目次
近年の藤井聡太ブームを追い風に、2018年将棋界では34年ぶりに新タイトル戦の発足が行われました。
従来の7大タイトルに加え、新たに「叡王戦」がタイトル戦に昇格し、将棋のタイトルは現在8大タイトルに増えています。
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現在のタイトルホルダー一覧
2019年12月07日現在のタイトルホルダー一覧です。
- 竜王 豊島将之
- 名人 豊島将之
- 王位 木村一基
- 王座 永瀬拓矢
- 棋王 渡辺明
- 王将 渡辺明
- 棋聖 渡辺明
- 叡王 永瀬拓矢
直近の番勝負
2019年 第32期竜王戦 七番勝負 結果
広瀬章人竜王 ● 1 – 4 〇 豊島将之名人
タイトル戦の種類
現在将棋界で行われているタイトル戦は、竜王戦、名人戦、王位戦、王座戦、棋王戦、王将戦、棋聖戦、叡王戦の8つ。
タイトル戦ごとに、持ち時間や対戦方法などのルールが異なりそれぞれの特長がありますが、中でも格上として扱われているのが「竜王戦」と「名人戦」の2つです。
別格の竜王と名人
「竜王戦」はタイトル戦のなかで最も高い賞金を誇り、優勝賞金は4200万円。
現役棋士全員参加に加え、アマチュア棋士も参加が可能となっており、現在名実ともに将棋界の最高峰と言われるタイトル戦です。
一方「名人戦」は将棋界で一番長い歴史があり、権威があるとされているタイトル戦。
「順位戦」と呼ばれるリーグ戦を1年間に渡って行い、その最高成績者が名人に挑戦する形式。
順位戦リーグは昨年の成績順に5段階に分けられており、名人挑戦者を決めるA級と呼ばれるトップ10名のリーグにまで昇級するには最低でも4年が必要。
なので話題の藤井聡太棋士が最短で名人戦七番勝負に出場したとしても、約5年かかることになります。
また日本将棋連盟が発行するアマチュア棋士向けの免状(段位で棋力を公認)には、将棋連盟会長に加え、現在の名人、竜王が自筆で署名されます。
タイトル戦の主なスケジュール
今後の主なタイトル戦のスケジュールを表にまとめています。番勝負は勝敗がついた時点で終了します。
タイトル戦の近況
直近のタイトル戦の番勝負結果をまとめます。
竜王
豊島将之
竜王戦七番勝負 10月から12月
2019年 第32期竜王戦 結果
広瀬章人竜王 ● 1 – 4 〇 豊島将之名人
2018年 第31期竜王戦 結果
羽生善治竜王 ● 3 – 4 〇 広瀬章人八段
2017年 第30期竜王戦 結果
渡辺明竜王 ● 1 – 4 〇 羽生善治棋聖
名人
豊島将之
名人戦七番勝負 4月から7月
2019年 第77期名人戦 結果
佐藤天彦名人 ● 0 – 4 〇 豊島将之二冠
2018年 第76期名人戦 結果
佐藤天彦名人 〇 4 – 2 ● 羽生善治竜王
王位
木村一基
王位戦七番勝負 7月から9月
2019年 第60期王位戦 結果
豊島将之王位 ● 3 – 4 〇 木村一基九段
2018年 第59期王位戦 結果
菅井竜也王位 ● 3 – 4 〇 豊島将之棋聖
2017年 第58期王位戦 結果
羽生善治王位 ● 1 – 4 〇 菅井竜也七段
王座
永瀬拓矢
王座戦五番勝負 9月から10月
2019年 第67期王座戦結果
斎藤慎太郎王座 ● 0 – 3 〇 永瀬拓矢叡王
2018年 第66期王座戦結果
中村太地王座 ● 2 – 3 〇 斎藤慎太郎七段
2017年 第65期王座戦結果
羽生善治王座 ● 1 – 3 〇 中村太地六段
棋王
渡辺明
棋王戦五番勝負 2月から3月
2019年 第44期棋王戦 結果
渡辺明棋王 〇 3 – 1 ● 広瀬章人竜王
2018年 第43期棋王戦 結果
渡辺明棋王 〇 3 – 2 ● 永瀬拓矢七段
王将
渡辺明
王将戦七番勝負 1月から3月
2019年 第68期王将戦 結果
久保利明王将 ● 0 – 4 〇 渡辺明棋王
2018年 第67期王将戦 結果
久保利明王将 〇 4 – 2 ● 豊島将之八段
棋聖
渡辺明
棋聖戦五番勝負 6月から8月
2019年 第90期棋聖戦 結果
豊島将之棋聖 ● 1 – 3 〇 渡辺明二冠
2018年 第89期棋聖戦 結果
羽生善治棋聖 ● 2 – 3 〇 豊島将之八段
2017年 第88期棋聖戦 結果
羽生善治棋聖 〇 3 – 1 ● 斎藤慎太郎七段
叡王
永瀬拓矢
叡王戦七番勝負 4月から6月
2019年 第4期叡王戦 結果
高見泰地叡王 ● 0 – 4 〇 永瀬拓矢七段
2018年 第3期叡王戦 結果
金井恒太六段 ● 0 – 4 〇 高見泰地六段
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