それほど通信容量を使わないなら
私事ですが月額通信費を少し見直そうと、今年の4月からキャリア契約に加えIIJmioを契約して格安SIMを2枚運用しています。
家にWi-Fi環境があり外出先ではそれほど通信容量を使わないので、音声付き3GBのプランを契約しました。
3大キャリアに比べるとかなり月額が安くなりますが、混雑時間帯などは通信速度などで不利になる点もあり、ユーザーの使い方によっては不便さを感じる可能性もあります。
今回はいま格安SIMを検討されている方に向けて、実際に格安SIMを使ってみた感想、どのくらいの月額になるか、格安SIMで注意しておきたい点などまとめてみます。
※契約内容は2019年9月時点でのものです。
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格安SIMの月額相場
まず私がいま契約している格安SIMの内容を紹介します。
IIJmioのミニマムスタートプラン(3GB)で月額基本料が900円、SIMカードをもう1枚追加で400円。
2枚のSIMにそれぞれ音声通話オプションを付けて 700円 × 2 =1,400円。あと電話番号ごとにユニバーサルサービス料がかかり 3円 × 2 = 6円。
全部で 900 + 400 + 1,400 + 6 = 2,706円(税別) ※SIM2枚(電話番号2つ)、3GB
税込みだと月額2,922円で、IIJmioに限らず格安SIMだとどの会社でも、だいたいこの位の月額料金になります。
混雑時間帯の通信速度
格安SIMは3大キャリアから通信施設を間借りしている性質上、通勤通学時間や昼休みなど混雑時間帯では通信速度が落ちる傾向があります。
ですが全国一律で通信速度が落ちるわけでなく、その場所の利用者数なども関係するのでどの程度の速度になるかはユーザーごとに異なり、実際に使ってみないと解りません。
雑誌などで紹介される計測結果などもあくまで参考程度です。一番確実な情報は同じ環境(家族や職場の同僚)でその格安SIMを使っている方の話です。
ただ雑誌の情報や使っている人の話などでも動画視聴やアプリのダウンロードなどでストレスがある話はちょくちょく聞く話で、格安SIMを使う場合そのあたりの覚悟は必要です。
混雑時間帯でも、WebやSNSの閲覧、スマホ決済などくらいなら問題なく利用できるレベルの通信速度はどの格安SIMでも出ているので、そのあたりの心配はほとんどありません。
実際に利用してみて
まず私は自宅ではWi-Fi環境で利用しており、外出先ではYouTubeなども観ないので、通信容量はほとんど使わない(月1GBから2GB)ユーザーです。
高速通信や容量を使う作業は、基本自宅のWi-Fi環境で済ませます。
外で動画を観たりアプリのダウンロードをしないので、そもそも常時速い通信速度が出る必要がなく、使っていて通信速度が気になったことはありません。
ただ自宅にWi-Fi環境がない場合は月3GBだと足りなくなる可能性も高く、もう少し月額の高いプランを選ぶ必要があります。
動画配信サービスなどを、外出先でも(※Wi-Fi環境などを使わず)制限なく利用したい方なら、混雑時間帯でも速度が安定している3大キャリアを選んだほうが無難です。
3大キャリアとの最大の違い
格安SIMと3大キャリアとの一番の違いは、やはりサポート体制の厚さです。格安SIMでは電話サポートなどもありますが、各種作業は自分でやることが基本になります。
初期設定でスマホにSIMを挿す作業もそれほど難しいものではないのですが、慣れてない方にはハードルが高く感じる作業です。
契約内容やプランを変更をする場合でも、基本ネットを使って申込をします。
3大キャリアのように何かあった時に、街の店舗に持ち込めばなんとかしてもらえるサポート体制の厚さにはかないません。
料金とサポート体制のバランス
10月1日から一部改正される電気通信事業法の影響で、以前より料金プランがシンプルになり、3大キャリアと格安SIMの料金の違いもわかりやすくなりました。
新規の定期契約(2年契約など)では途中解約金の上限ルールもでき、契約する通信会社の変更(MNP)もしやすくなってます。
あとは3大キャリアと格安SIMの価格差と、サポート体制の厚さなどサービスの差をユーザーがどう選ぶかです。
格安SIMのサービスに関しても各社一律ではなく、対象SNSの容量フリーだったり、残った通信容量の繰越サービスがあったり、細かい違いもあります。
今後、楽天のキャリア参入も予定されており選択肢も増えるので、自分の環境に合わせキャリア、格安SIMを上手く選んでください。
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