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白鵬が史上最多優勝記録を更新
平成27年大相撲春場所は22日に千秋楽を迎え、横綱白鵬が優勝を飾りました。
成績は14勝1敗で九州場所からの連勝記録は36で途絶えたものの、6場所連続34度目の史上最多優勝回数記録を更新しました。
途中までは白鵬の独走で客足を危惧する向きもありましたが、新関脇照ノ富士が白鵬から金星をあげるなど優勝争いに絡む活躍もあり、結果15日間満員御礼の大盛況で春場所は幕を閉じました。
わたしの夢は日馬富士です
今場所の初日が終わった段階で、私の個人的な優勝予想の記事(日馬富士)をこのブログで書きましたが、残念ながら見事に外れました。
自分のなかでは結構自信もあったのですが、やはりなかなか当たりませんね。
まあ応援していたが故、日馬富士の相撲内容について言いたいこともありますが、どうも右ひじにケガがあったようですし「終わったこと」なのでそこは冷静に、予想内容とともに今場所の結果を振り返ってみたいと思います。
春場所の優勝予想と結果
まずは私の予想と今場所の結果をまとめておきます。
優勝予想
本命◎日馬富士、対抗○白鵬、単穴▲豪栄道、連下△照ノ富士
結果
日馬富士 10勝5敗
白鵬 14勝1敗 ※優勝
豪栄道 8勝7敗
照乃富士 13勝2敗 ※殊勲賞、敢闘賞
今場所も頭一つ抜けた存在だった白鵬
まず白鵬ですが14勝1敗という安定した成績で、今場所も優勝を飾りました。
ただ23日の記者会見で「先場所、大記録を達成したことで、気持ちが初日から燃えなかった」と序盤の苦しい胸の内を告白しています。
というか「そのモチベーションでも、きっちり優勝するのかよ」とツッコミたくなるくらいですが、それだけ今の白鵬の実力は幕内力士の中で頭一つ抜けた存在になっているのだと思います。
大きなアクシデントがない限り、今後も優勝争いの中心に居続けることは間違いないです。
急成長を遂げ、大関も見えてきた照ノ富士
予想の4番手に挙げていましたが、一番びっくりさせられたのは新関脇照ノ富士の活躍でした。
今まで受けに回るとどうしても脆さが目立つ相撲が多かったのですが、今場所では土俵際に追い詰められても決して焦らず、驚異の粘りを見せる。
いままでとは違い落ち着いた攻めで、大きな体を活かしどんどん前へと出ていく相撲は本当に強かったです。
横綱日馬富士を筆頭に、多数の幕内力士が所属する伊勢ケ浜部屋の充実した練習環境も彼を後押ししています。
結果論になってしまいますが、お腹の調子を崩し全く実力が出せずに負けた十一日目の魁聖との相撲が悔やまれます。
もったいない相撲が多い日馬富士
二桁(10勝)こそ死守しましたが、正直横綱としては少し物足りない成績でした。
軽量がゆえどうしても成績が安定しないのは解かりますが、今場所に関していえば序盤の逸ノ城戦も含め、もったいない黒星がいくつかありました。
ただ弟弟子の照ノ富士に優勝決定戦へのチャンスを与える為、あわやのところまで白鵬を追い詰めた千秋楽の気迫あふれる相撲は、さすが横綱といった姿をみせてくれました。
個人的には軽量横綱、大好きです。
壁にぶつかる豪栄道
なんとか勝ち越しで地元での面目が立ちましたが、大関で8勝7敗は少し寂しすぎます。元々は14場所連続関脇を務めた実力者、こんな成績で本人も満足していないはずです。
大関という立場にプレッシャーを感じているのか相撲内容が安定せず昇進後は成績が振るいませんが、何かひとつきっかけさえ掴めば再び横綱を脅かしていた頃の輝きを見せてくれると思います。
春場所を振り返って
初日から横綱鶴竜の休場というアクシデントもありましたが、千秋楽まで優勝争いがもつれる面白い春場所になりました。
白鵬一強の時代が長く続いていますが、照ノ富士や逸ノ城といった次世代の影も迫ってきており目が離せません。
今回は外してしまいましたが、来場所こそバッチリと予想して優勝力士を当てたいと思います。なんにせよ奥さん、いま大相撲がかなり面白くなってますよ。