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少ない投資で受けられる優待
日経平均株価は一時期に比べ落ち着きを取り戻しましたが、最近では日本郵政の上場など株式市場の話題はつきません。
来年2016年からはジュニアNISAも開始され、あらためて資産運用に株式を検討されているかたもおられると思います。
投資する株を選ぶ基準は色々ありますが、その基準のひとつに株主優待があります。株式の配当とは別に、株主への還元として優待券が配る企業が多数あります。
今回は上場している家電量販店で、なかでも株を100株所有するだけでもらえる株主優待紹介します。
今回紹介する銘柄は単元株数(購入に必要な最低株式数)が100株なので、比較的少額の投資で、優待が受けられる銘柄です。
株主優待と権利確定日
紹介の前に基本的なことを少しだけ。当然ですが株主優待を受けるにはその企業の株を保有している必要があります。
専門用語で言うと「権利確定日(基準日)」に株を保有している必要があります。※正確には権利付き最終売買日に保有する必要がある
ぶっちゃけその日1日だけ株を保有していれば、あとはその株を売却しても優待を受けられます。ですが、みんな考えることは同じで、人気の株主優待がある株は権利確定日前に株価が上がることもあるので、狙っても損な場合もあります。
注意してほしいのは、株主として名簿に記載されるには売買から3営業日ほど必要です。基準日当日に購入しても優待は受けられませんので注意してください。
確実に優待を受けたい場合は、ある程度余裕をもって購入する必要があります。
では家電量販店の銘柄で、100株所有していると貰える優待券を紹介します。
ヤマダ電機 (9831)
株価 2015/11/30の終値 554円
基準日 年2回 3月末 9月末
100株保有時の優待
3月末 1,000円分(500円券×2枚)
9月末 2,000円分(500円券×4枚)
長期保有の場合
3月末
1年以上保有 1,500円分(500円券×3枚)追加
2年以上保有 2,000円分(500円券×4枚)追加
9月末
1年以上保有 500円分(500円券×1枚)追加
※買い物金額 1,000 円(税込)ごとに 1 枚(500 円)の優待券が利用可
長期保有で最大5, 500円分
ヤマダ電機さんでは100株保有した場合、年間で3,000円分の優待券が贈呈されます。また保有期間が1年を超えると枚数が追加され最大5,500円分になります。
ただし買物金額が1000円ごとに1枚使用可となっていますので、全て使用する場合は、11000円以上の物品購入が必要です。
ビックカメラ (3048)
株価 2015/11/30の終値 1,132円
基準日 年2回 2月末 8月末
100株保有時の優待
2月末 2,000円分(1,000円券×2枚)
8月末 1,000円分(1,000円券×1枚)
長期保有の場合
8月末
1年以上2年未満継続保有 1,000円分(1,000円券×1枚)追加
2年以上継続保有 2,000円分(1,000円券×2枚)追加
制限が少ない、使いやすい優待券
ビックカメラさんも年2回、合計で3.000円分の「お買い物優待券」が株主に贈られます。ヤマダ電機さんと同様保有期間によっても贈呈される優待券の枚数が変わり、長期保有で最大5,000円分となります。
ビックカメラさんの優待券は購入金額などの制限がないので、比較的利用しやすい優待券になっています。
エディオン (2730)
株価 2015/11/30の終値 981円
基準日 年1回 3月末
100株保有時の優待
3月末 3,000円分 (500円券×6枚)
※買い物金額2,000円(税込)ごとに1枚(500円)の優待券が利用可。
年1回でまとめて貰える
エディオンさんは基準日が年1回で3,000円分の優待券になっています。長期保有による追加はありません。ですが株主優待が目的ならば基準日が年1回なので、権利確定後に売買ができる銘柄です。
株式はあくまで投資です
おきまりの文句ですが念のため「株式はあくまで投資です」。
銀行預金と違いリスクがあります。「倍プッシュ」とか「運否天賦」とか危険なので止めましょう。その投資「ざわ・・ざわ・・・」してませんか、あくまで冷静かつ慎重に。
とりあえず熱くなったときのためにカンガルーの写真を一枚置いておきます。何かのお役に立てれば幸いです。