約2万件が外部へ送信
日本航空はJALマイレージバンクの会員情報などが不正アクセスに遭った問題で29日記者会見を実施。
流出した可能性が高いとみられる顧客情報は現時点で約19万人分になるとの見通しを発表しました。
このうち約2万件は外部へに送信されていることが判明したが、どの顧客情報が送信されたかは特定できていない。
JALマイレージバンクの会員情報
今回の不正アクセスは、当該システムにレスポンスの遅延が発生したことがきっかけで発覚。
調査で社内のPC23台がコンピューターウイルスに感染しており、そのうち12台が顧客情報にアクセスが許可された端末。
不正アクセスされた情報は現在約19万人分が確認されており、そのうち約2万件の顧客情報がPCから外部サーバに送信されていました。
流出した情報は
ただ流出した顧客情報は依然として特定できておらず、日本航空は全容解明にはまだ時間がかかるとしており、漏えいの可能性のある情報の件数は最大で75万件を想定しています。
漏えいの可能性が疑われるのはJALマイレージバンク会員の顧客情報。
会員番号(お得意様番号)、入会年月日、名前、生年月日、性別、自宅(郵便番号・ご住所・お電話番号・FAX番号)、勤務先(会社名・郵便番号・ご住所・お電話番号(内線)所属部門名・お役職)、メールアドレス(パソコン、携帯メール)の情報です。
現在のところパスワードおよびクレジットカード番号の流出は確認されていません。
今後の発表に注意
日本航空は情報が漏えいした可能性の高い約19万人の顧客に個別にメールや郵送で通知するほか、JALマイレージバンクの会員ログインページでも案内を行っています。
特典交換などのマイレージプログラムは通常どおり利用が可能です。原因を含めて警察機関とともに調査を継続中であり、新事実については日本航空から発表が随時行われる予定です。