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青空文庫に特化した使いやすいアプリ
スマホでできることの一つに電子書籍での読書がありますが、青空文庫をご存知でしょうか。
著作権切れの作品をメインに文学作品などを無料で公開する活動なのですが、過去の名作など読みたいときなど非常に便利なサービスです。
青空文庫は大手メーカーの読書アプリでも利用できるのですが、多機能がゆえにかえって使い勝手が良くない場合が多い。
そこで青空文庫に相性抜群の、シンプルで使いやすいアプリ「縦書きビューワ」「青空プロバイダ」の基本的な使い方などを紹介します。
※現在、縦書きビューワの公開は中止されています。(2020年1月16日追記)
青空文庫とは
まず青空文庫を簡単に説明しておくと、自由に読める電子本を集めインターネット上に公開する活動で、誰でも無料で利用できるネット上の電子図書館といったサービスです。
基本的には著作権の消滅した作品が中心で、あと権利者が公開を許諾した作品も集められおり、誰でも自由に閲覧することができます。
おすすめアプリ「縦書きビューワ」と「青空プロバイダ」
Android端末にはいくつか青空文庫を読むためのアプリがありますが、縦書き表示でシンプルで使いやすく、十分な機能を備えた「縦書きビューワ」を紹介します。
「縦書きビューワ」は青空文庫で配布しているテキストデータを、読みやすく縦書き表示にするためのアプリになります。
縦書きビューワをインストール後、まず最初にアプリを起動して簡単な初期設定を行います。
初期設定
縦書きビューワを起動した画面で、画面右下をタップしてメニューを表示し、設定アイコンをタップして設定画面へ移動します。
IPA明朝フォントのインストール
文字を美しく見やすくするために、明朝フォントのインストールを最初に実行します。
設定画面で、画面を一番下までスクロールし、”IPA明朝のダウンロード“の項目をタップ。
使用許諾の確認画面になるので、同意してダウンロードするをタップし、フォントのダウンロードを行ってください。
青空プロバイダのインストール
次に「青空プロバイダ」というアプリもインストールします。このアプリは青空文庫から読みたい作品を探すためのアプリです。
先ほどの設定画面で”IPA明朝のダウンロード”の下に、”青空プロバイダのインストール“がありるのでそれをタップ。
するとGoogle playの青空プロバイダの配布ページへ飛ぶので、こちらもインストールしてください。
読みたい本をダウンロードする
まず読みたい本のテキストデータを、青空プロバイダを使ってダウンロードします。
まず青空プロバイダのアプリを起動して、作家別リスト、作品別リストなどの項目から読みたい作品を探します。
読みたい作品が見つかったらタイトルを選択し、以下の画面で”テキストをダウンロードして閲覧”を選びます。
ダウンロードが終わると自動的に縦書きビューワが起動。
作品のビュー画面になり、そのまま作品を読むことができます。作品は自動的に端末に保存され”My本棚“からいつでも閲覧することができます。
その他の設定
「青空プロバイダ」の初期設定では、本を開いたバックグラウンドでアプリが起動したままになっています。
なので設定の”本を開いたときに自動終了する“にチェックを入れておくと、青空プロバイダのアプリを終了させる手間が省けるのでおすすめです。
画面背景やページ捲り操作などの変更は縦書きビューワ
あと文字の大きさや背景画像などを変えたいとき、ページめくりの操作方法を変更したいときなどは「縦書きビューワ」の設定項目で変更します。
設定画面から細かくカスタマイズすることができます。
シンプルに青空文庫を利用する
基本的な使い方としては、本を読むときにはまず青空プロバイダを起動します。
「青空プロバイダ」を使って読みたい本を探したり、保存してある本を呼び出したりして、「縦書きビューワ」を使って読むという形です。
文字で読むとややこしく感じるかもしれまんせんが、使ってみればすぐに慣れます。
青空文庫を読むことだけに特化されているアプリなので、シンプルで使い勝手がよく必要かつ十分機能を備えたおすすめのアプリです。
Android端末で青空文庫の利用を考えられている方は、ぜひ一度インストールして使ってみてください。
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